コーヒーをおいしく飲むための鉄則②《“おいしいコーヒー豆”とは?》

コーヒーをおいしく飲むための鉄則②《“おいしいコーヒー豆”とは?》

こんにちは、LUONTOCOFFEE《ルオントコーヒー》です(*’▽’*) カフェの立ち上げや店長を経て、自家焙煎コーヒー豆店として開業して今年で9年目。これまでに淹れたコーヒーの杯数はおよそ10万杯。“コーヒー”は、楽しみ方や淹れ方のバリエーションがとても多い飲み物ですよね。何年勉強しても奥深くおもしろい世界です。コーヒー道一筋の私がこれまでに感得した“コーヒーのいろは”をご紹介します。

『おいしいコーヒー豆』とは何か?

おいしいコーヒーを飲むために、最も重要なものは、なんでしょう!?

ずばり、『コーヒー豆』です。当たり前ですが〜(^-^;

立派な道具や高価なコーヒーメーカーを用意しても、コーヒー豆自体の味が悪ければ、おいしいコーヒーは淹れられません。

おいしいコーヒー豆を用意して、その豆に適した抽出法をすれば、おいしいコーヒーを淹れることができます。

まずは、『おいしいコーヒー豆』選びから始めましょう!

◎そもそも『おいしいコーヒー豆』って何?◎

コーヒー豆は、スーパーでも売っているし、ショッピングモールにはコーヒーのチェーン店が大抵入っているので、どこにでも売っています。でも、『おいしいコーヒー豆』は、残念ながらどこにでも売っている訳ではありません。

そもそも、『おいしい』という感覚は、人の味覚ですので、人それぞれ感じ方が違います。コーヒーは嗜好品ですので、『おいしいコーヒー』は、人それぞれ違う訳です。自分にとって、おいしいコーヒーって、どんな味なのか、自分はどんな味のコーヒーが好みなのか。それを知る必要があります。

◎良いコーヒー豆とは◎

ひとまず『おいしいコーヒー豆』は置いておいて、ここでは私が考える『良いコーヒー豆』について、ご紹介します。(※“私が考える”という点にご留意ください。)

②正しい保管状態のもの。

①焙煎して間もないフレッシュなもの。

③豆の特性を理解した焙煎士が焙煎しているもの。

④生焼けせず、芯までしっかり焙煎されているもの。

以上4点は、コーヒー豆を選ぶ際に必ず押さえたいポイントです。

①については、スーパーやチェーン店で売られている豆は賞味期限の記載のみがほとんどなので、焙煎日が分かりません。ですので、フレッシュな状態であることは稀です。

①〜③については、“自家焙煎コーヒー豆店”での購入であれば、ほぼほぼクリアできると思います。(チェーン店の自家焙煎店もありますので、③については難しい場合もあります)

④についてですが、これは自家焙煎コーヒー豆店であっても、クリアしているお店は、実はそんなに多くないです。最近流行りの酸味が強いコーヒーは、実は生焼けしているための酸味だったりします。しかしこれについては焙煎士の考えによりますので、“生焼け”という概念そのものがない場合もあります。くれぐれも自家焙煎店のお店の方に「こちらのコーヒー豆は生焼けしてませんか?」と聞かないで下さいね(>人<;)

酸味が強いコーヒーをおいしい、と考えている焙煎士の方もみえます。

ここで、もう一度『おいしいコーヒー豆』について考えてみます。

自家焙煎コーヒー豆店の数だけ、『おいしい』があることになります。

私にとっては、“生焼けしてきつい酸味のコーヒー豆だ”、と感じる豆でも、ある焙煎士にとっては、“この際立った酸味がコーヒー豆の醍醐味だ”と感じる訳です。

おいしいコーヒー豆選びとはつまり、

『自分の好みと合う焙煎士との出会い』

だと、言えます。

かく言う私も、コーヒーを勉強し始めの頃は、チェーン店の豆屋さんから始まり、各地の自家焙煎店のコーヒー豆をいくつもいくつも買い、自分好みのコーヒー豆を探し続けました。なかなか見つかりませんでしたが、やっと自分の好みを分かって下さる焙煎士の方と出会い、今の私があります。その方との出会いが無ければ、私はここまでコーヒーに取り憑かれる事は無かったかもしれません。本物のコーヒーのおいしさというものを、その方に教わりました。

その方はもう廃業されてしまいましたが、これからはその方の代わりに私が“本物のコーヒーのおいしさ”をお伝えしていく事が、私の使命だと思っています。

みなさまも、自分にとっての『おいしいコーヒー豆』をぜひ楽しんで探してみてください♪自分好みのお気に入りのお店が、きっと見つかります!(*≧∀≦*)