コーヒーをおいしく飲むための鉄則①〜コーヒーの“味の特性”を知ろう〜

コーヒーをおいしく飲むための鉄則①〜コーヒーの“味の特性”を知ろう〜

こんにちは、LUONTOCOFFEE《ルオントコーヒー》です(*’▽’*) カフェの立ち上げや店長を経て、自家焙煎コーヒー豆店として開業して今年で9年目。これまでに淹れたコーヒーの杯数はおよそ10万杯。“コーヒー”は、楽しみ方や淹れ方のバリエーションがとても多い飲み物ですよね。何年勉強しても奥深くおもしろい世界です。コーヒー道一筋の私がこれまでに感得した“コーヒーのいろは”をご紹介します。

コーヒーって、自宅でおいしく飲むには、お茶やジュースなどの他の飲み物に比べると、少しハードルが高い飲み物って印象がありますよね。おいしいコーヒーを飲むためには、専用の道具を用意しないといけないし、自分に合う好みの豆選びも大変、挽き方、分量、抽出法などなど、踏まなければならないステップがたくさん!!∑(゚Д゚)(ここで言う“コーヒー”とは、缶コーヒーやインスタントコーヒーを除く、レギュラーコーヒーと呼ばれる、豆から挽いて粉にした状態から抽出するコーヒーのことを指します)

まずは、コーヒーの“特性”を知ることが、おいしいコーヒーを淹れるための第一歩。気難しいコーヒーと仲良くなりましょう!(๑˃̵ᴗ˂̵)

◎コーヒーの“味の特性”を知ろう◎

《抽出後のコーヒーの味について》

・「煎りたて」「挽きたて」「淹れたて」がおいしい。冷め切る前に飲み切るのが鉄則。

・保温は厳禁。もしする場合は、長くても30分。

・飲む温度帯によって味が変わる。淹れてすぐの熱々の状態は苦味が立つ。少し冷めて飲みやすい温度になると、香りが増し、酸味と甘みが感じやすくなる。常温まで冷めきってしまうと、香りや風味がガクンと落ちる。生焼けしているコーヒーはえぐい渋みや酸味が際立つ。良いコーヒー豆は、冷め切っても酸味は強くならない。

・一度冷め切ってしまったコーヒーを再加熱すると(電子レンジ等)風味がさらに飛んでしまい、淹れたての風味は全く消えてしまう。

・淹れたて熱々のコーヒーを急速冷却すると、自然に冷めていった場合に比べ、風味の落ち方が緩やかになる。

何度もコーヒーを淹れている方は、そうそう〜!と共感していただける点があったかな?と思います(^^)

初めて行く喫茶店などでドリンクを注文する際、ドキドキしながらコーヒーを注文するのですが(おいしいと良いなーと期待を込めて。)ランチタイムにセットでコーヒーを頼んだ時なんかは、がっかりすることが多いですねT^T かなりの確率で、保温したコーヒーが出てくるからです。ランチタイムに一杯ずつオーダー毎にドリップするのは大変ですから、ほとんどのお店は大量に機械で抽出して保温しておきます。(私が以前勤めていたカフェはランチでもオーダー毎にハンドドリップしていたので、それはそれは大変でした)保温したコーヒーは、飲んですぐに風味で分かります。運良くドリップして保温後すぐなら良いのですが、30分以上保温したコーヒーはどうしても煮詰まり臭が付いてしまいます。

せっかく素材の良いコーヒー豆を使って、専用の道具で丁寧に抽出したとしても、すぐに飲まないと、そのおいしさを楽しむことはできません。こんなに風味の劣化が早い飲み物は、他にないような気がします。

おいしいコーヒーを淹れたら、くれぐれもコーヒーを放置せずに、すぐにその香りと味わいを冷めないうちに楽しんでくださいね(о´∀`о)